シニア・マンションの市場は元気…?
先日、知り合いの紹介で、国府津にある「ダイヤモンドライフ湘南」というシニア・マンションを見学させていただきました。
海沿いに立つ総個数198戸全室オーシャンビューの建物でした。
ロケーションは、とってもいいところでしたねー。
運営は、黒川紀章氏設計の中銀カプセルタワービルで知られている中銀インテグレーション株式会社です(なかぎん…って読みます)。
最近では、セカンドライフ版の「中銀カプセルタワービル」があるみたいですけどね。
正面玄関を入ったところにあるロビーでは、このシニア・マンションの説明を受けている御夫婦が何組かいらっしゃいました。
販売価格は、2,950万円--3,720万円(59.85--71.30平米)ということでしたけれど、ここで生活するには、3食とも食事サービスを受けると、管理費・光熱費を入れて、1人当たり15万円程度必要とのことなので、老後の生活資金に余裕が無いと入居するのは無理ですね…。
ただ、売主の方の説明によると、近頃のマンション販売価格が値下げせざるを得ない状況に陥っている中、この富裕層向けのシニア・マンションは、竣工後、一切値下げすることなく販売しているそうなんですよ。
シニア・マンションの市場が、まだまだ競争の少ないマーケットだからなんでしょうか。
切り口を変えれば、同じマンションでも、市場はまだまだ元気ですねー。
このシニア・マンションには、大浴場があるんですが、最上階から海を見ながら天然温泉に浸かれるというのが、何ともうらやましい限りです。
常住ではなく、リゾートマンションとして利用されている方も多いようです。
入居資格が50歳以上ということなので、まだ、完全にリタイアされていなくて、休日にリラックスできるところとして使われている方もいらっしゃるということなんですね。
入居資格のことで、素朴な疑問として「御主人が70代で奥様が20代だったら入居できるんですか?」と聞いてみたところ、OKだそうです。(笑)
見学しているときに、入居者やスタッフの方々とすれ違うと、必ず「こんにちは」って、挨拶されたんですよねー。
これは、『部屋に独りでこもって孤独にならないように、施設の中では人とふれあって、言葉を交わして、生き生きと暮らしていただけるように考えています』というところから自然と出てくるもののようです。
モデルルームの中も見せてもらいました。
やっぱり、テーブルランプに目が行ってしまいますねー。
当社が取扱っているテーブルランプではありませんでしたけど…。(笑)
室内には、ライフセンサーが、きちんと設置されていました。
ロケーションもいいし、
天然温泉もあるし、
サービスも設備もしっかりしているんですが、
何となーく都会が恋しく感じるのは私だけでしょーか…。
2009年2月 2日
カテゴリー:インテリアのこと