22年版「建築改修工事監理指針」
財団法人建築保全センターが出版する
「建築改修工事監理指針(22年版)」の改訂委員会に
今回もまた出席して議事録を作成いたしました。
去年の夏から1年間の作業報告書を提出して、ようやく終了いたしまた。
長かったー。
今回は、塗装関係のJIS規格が大幅変更になっていたり、
その他JISが変わった分野は、委員の方々もいろいろご苦労されていました。
2010年9月 5日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強-第2回
今日は耐震補強分科会で、各ワーキンググループ(RC、S、免震)の討議内容を確認し、再検討するというものでした。
RCワーキングでは、『コンクリートブロック壁の補強』と『高架水槽等の補強』について新しく節を書き起こす部分があって、その原稿を担当された委員の方は大変だったと思いますが、やはり新規原稿や図には厳しいチェックが入っていました。
屋上の高架水槽等の基礎を補強する場合の防水層との絡みは、なかなか難しいようでした。
2007年7月23日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
一般共通事項
この日の分科会は全章にかかる一般共通部分の分科会でした。
耐震補強の鉄骨ワーキングの時と同じく、18時からの会議だったので、お弁当が出たのですが、朝から頭痛に悩まされ、薬も効かなくて、芝浦から永田町までタクシーで乗りつけたような状態だったので、そのお弁当を食べることもできず、不謹慎ながら会議が早く終わらないかなぁと、そればかり願ってました。お弁当は前回の会議よりレベルアップしていて、うなぎとかお刺身もトロとか入っていて美味しそうだったのにな~、なんて...(笑)。
大きな問題もなく無事に会議が終了して、ホッ。
帰りもタクシーで...。
電車より楽チンだったな。
いつもタクシーを使える身分になりたい。
2007年7月20日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強-免震・基礎-第2回
今日は15:00?17:00の分科会があったのに、予定を手帳に書き忘れていて、会議をすっぽかす結果となってしまいました。呼出の電話があってはじめて会議があったことに気がついた次第...。でも、この日はやらなければならないことに追われていて呼び出しに応じることができなくて、『大変申し訳ありません』と平謝りをし、会議の録音データからテープ起こしをさせていただくことに。
☆☆今日の豆知識 ―免震部材―☆☆
免震改修工事において、以前は『免震部材』と言っていたものを、国交省の告示によって『免震材料』と記載されたことで、主だった免震関係団体の反対にかかわらず、『免震材料』と言うことになってしまったそーで。。。
☆☆今日の豆知識 ―免震レトロフィット―☆☆
この免震レトロフィット(免震補強)の実例については、公開できないマル秘のものもありますが、建築雑誌やホームページ等で公開されているものは公けにしてもよいということなので、いくつかリストアップしておきます。
・報徳二宮神社(小田原市:1994)
・国立西洋美術館本館(東京都:1996)
・本願寺帯広別院本堂(北海道:1996)
・大成湯河原研修センター(静岡県:1996)
・佛所護念会教団大講堂(東京都:1996)
・鹿島テラスハウス南長崎4号棟(東京都:1997)
・中部大学9号館(愛知県:1997)
・大本組保土ヶ谷社宅(横浜市:1997)
・東京都豊島区役所本庁舎(豊島区:1997)
・立教大学礼拝堂(東京都:1998)
・鉄建建設本社ビル(東京都:199)
・国際こども図書館(東京都:199)
・日大理工学部船橋3号館(千葉県:1998)
・大阪市中央公会堂(大阪市:1998)
・九段郵便局庁舎・宿舎(東京都:1998)
・旧神戸居留地15番館(兵庫県:1999)
・箱根町本庁社(神奈川県:1999)
・沢の鶴株式会社大石蔵(兵庫県:1999)
・東日本建設業保証本社(東京都:1999)
・東京家政大学付属中高B棟(東京都:1999)
・関西大学工学部第一実験棟(大阪府:1999)
・帝人東京研究センター本館(日野市:1999)
・姫路信用金庫本店(淡路市:1999)
・鹿児島県旧庁舎本館玄関(鹿児島県:1999)
・鹿島テラスハウス南長崎3号棟(東京都:1999)
・村上市庁舎(新潟県:1999)
・平城宮跡大極殿(奈良県:1999)
・新宿駅西口本屋ビル(東京都:1999)
・マイクロテック本社ビル(東京都:2000)
・千葉市立郷土博物館(千葉市:2000)
・日本工業倶楽部会館倶楽部棟(東京都:2000)
・中央合同庁舎第3号館(東京都:2000)
・開東閣本館(東京都:2001)
・名工建設甲府支店(山梨県:2001)
・愛知県西庁舎(名古屋市:2001)
・新総理大臣公邸(東京都:2002)
・九段郵便局北宿舎(東京都:2002)
・京都大学百周年時計台記念館(京都府:2002)
・旭洋ビル(中央区:2002)
・栃木県庁本館(宇都宮市:2003)
・理化学研究所研究本館(埼玉県:2003)
・三重県庁行政棟(三重県:2003)
・焼津市庁舎本館(焼津市:2004)
・静岡県庁西館(静岡県:2004)
・名古屋第2地方合同庁舎(名古屋市:2004)
・外務本省庁舎(東京都:2004)
・厚木市庁舎(神奈川県:2005)
・海城学園校舎(新宿区:2005)
・経済産業省総合庁舎別館(千代田区:2005)
・三重県四日市庁舎(四日市市:2005)
・名古屋市役所本庁舎(名古屋市:2006)
・建部大社本殿・権殿(滋賀県:2006)
・三重県熊野庁舎(熊野市:2006)
・立正佼成会大聖堂(東京都:2006)
・奥村組本社ビル(東京都:2006)
・綱町三井倶楽部(港区:2006)
・明治屋銀座ビル(中央区:2007)
・名古屋市西庁舎(名古屋市:2008予定)
・大阪第一地方合同庁舎(大阪市:2008予定)
・日大理工学部駿河台5号館(千代田区:2008予定)
・愛知県本庁舎(名古屋市:2009予定)
・横浜市庁舎(横浜市:2009予定)
・名古屋港湾合同庁舎本館(名古屋市:2009予定)
・東京駅丸の内駅舎(千代田区:2011予定)
2007年7月19日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強-S造-第2回
今日の耐震補強分科会は18時からのスタートで20時過ぎまでの拘束となるので、ずいぶん遅い時間の会議だなと、少しばかり文句を言いたくなるところでしたが、会議終了後にお弁当が出たので、すっかり機嫌が直ってしまいました(笑)。
会議自体も大きな問題になるところもなく無事終了しましたし、お弁当も美味しくいただきました?。
2007年7月 6日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強-RC造-第2回
あと施工アンカーについては、改正建築基準法と耐震改修促進法に基づく改修との違いが取り上げられていました。
☆☆今日の豆知識 ―グラウト材―☆☆
グラウト材について、柱下ならしモルタルの強度基準が、『建築防災協会では30N/m2以上』となっているが、『建築改修工事j標準仕様書では45N/m2以上』となっているのはどういうことか、という問い合わせがあるみたいなのですが、
30N/m2という数値はあまり勧められるものではなくて、実際には50N/m2以上が望ましい、ということでした。
2007年7月 4日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
アスベスト-第2回
アスベストについては、大きな問題となっているため、
地方自治体でも独自の条例を定めたりしているよーですが、
よく分からないまま、様々な条例が作られてしまうので、
『もう少し国を信じて、国に任せて欲しいな?ぁ。』という
ぼやきもありました。
☆☆今日の豆知識 ―アスベストに関する条例―☆☆
下記のように地方自治体で定められている条例等があります。
・福島県生活環境の保全等に関する条例
・茨城県石綿の飛散防止のための緊急措置に関する条例
・都民の環境と安全を確保する環境に関する条例
・建築物の解体等に係るアスベスト飛散防止対策マニュアル(東京都)
・建築物の解体又は改修工事において発生する石綿を含有する廃棄物の適正処理に関する指導指針(東京都)
・神奈川県生活環境の保全等に関する条例
・新潟県アスベストの排出及び飛散の防止等に関する条例
・富山県建築物又は工作物の解体等に伴う石綿粉じんの排出等防止措置要綱
・ふるさと石川の環境を守り育てる条例
・福井県アスベストによる健康被害の防止に関する条例
・岐阜県アスベストの排出及び飛散の防止に関する条例
・静岡県生活環境の保全等に関する条例
・京都府環境を守り育てる条例
・京都府建築物の解体等に伴う石綿の飛散防止に関する緊急措置条例
・大阪府生活環境の保全に関する条例
・兵庫県環境の保全と創造に関する条例
・和歌山県公害防止条例
・鳥取県石綿による健康被害を防止するための緊急措置に関する条例
・徳島県生活環境保全条例
・香川県アスベストによる健康被害の防止に関する条例
・大分県生活環境の保全等に関する条例
・札幌市生活環境の確保に関する条例
・仙台市廃棄物の減量及び適正処理に関する規則
・千葉市建築物の解体等に伴う石綿の飛散の防止等に関する要綱
・横浜市生活環境の保全等に関する条例
・建築物の解体工事に係る指導要綱(横浜市)
・石綿排出作業による大気の汚染の防止に関する指導基準(横浜市)
・我孫子市アスベスト含有建材使用建築物の解体等の届出に関する条例
・杉並区アスベスト飛散防止に関する指導要綱
・練馬区アスベスト飛散防止条例
・アスベストの排出及び飛散の防止等に関する条例(新潟市)
2007年7月 2日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
外壁-第2回
タイル張り仕上げ外壁の改修の中で、
『注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法』という工法があり、タイルの真ん中に打つピンの孔は、6~7Φと公共建築改修工事標準仕様書に書かれているのですが、
4.5Φのピンが開発されていて、これに惚れ込んで、省資源・省エネルギーの観点から見ても、どうしてもこのピンを使いたい、という提議もありました。
でも、基本的に、公共建築工事の指針となるのは、学会で発表されているとか、信頼できるデータがあるとか、パブリシティーがないとダメなので、先ずは、国交省に働きかけないと進まないよーで。
メーカーや業界の新技術っていうのは、たくさんあるんだろうけど、権威のある先生方や国や一般に認めてもらうのには、かなりの労力が要りそうです。
2007年7月 2日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
内装-第2回
今日は朝から暑かった~。
今日の会議は、公共建築協会の会議室だったので、
いつもより、永田町から歩く距離が長かった。。。
近くに「平河天満宮」があって、
外国人の観光客が一休みしてたりと、
そこだけ、の~んびり空間でした。
☆☆今日の豆知識 ―接着剤に含まれるアスベスト―☆☆
内装工事に使われるもので、過去に製造された接着剤には
アスベストを含むものがあるため、接着剤層の除去には
注意が必要。
なので、「呼吸用保護具及び作業衣を着用し、皮スキによるけれんまたは集じん機付きディスクサンダーによるけれんを実施する。」とされています。
ですが、実際のところ、知らずに解体されてしまうことも
あるよーで。。。
2007年6月27日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
屋上緑化-第2回
これからまた、会議が続くので、
つらい毎日です...。
☆☆今日の豆知識 ―屋上緑化の維持管理―☆☆
植物や樹木は、施工したあとの維持管理がとっても重要で、
それを怠っているにもかかわらず、
補償期間だからと瑕疵を主張されることもあるよーで、
管理契約の範囲が曖昧だと、なかなか問題も多いらしい。
年間スケジュールとしては、
建物の排水ドレイン等点検清掃: 3回/年
建物の防水層・耐根層の点検: 1回/年
除草: 2回/年
刈り込み: 1回/年
施肥: 1回/年
病害虫防除: 適宜
補植: 1回/年
土壌診断: 必要に応じ1回/年
基盤材補給: 1回/年
見切り材排水孔点検清掃: 3回/年
手動灌水: 適宜
灌水装置タイマー等設定変更: 4回/年
フィルター点検清掃: 1回/年
電池交換: 1?2回/年
水抜き: 厳寒期随時
と、いろいろある。
全てをまとめてやれば、年2?3回程度の点検契約で
すむのかというと、そうではない。
専門家に言わせると、毎月点検したいくらいだそうだが、
せめて、2ヶ月に1回くらいになるように
各種作業をバラして、点検するようにすべきだそーだ。
公共建築では、新築・改修とも屋上緑化を推進していて、
民間でも、緑化対策のある建物だと金利が優遇されたり、
と、最近増えてきているよーです。
2007年6月27日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
防水-第2回
今日は第2回目の分科会なので、各委員が改訂原稿を持ち寄っての会議でした。
この分科会の主査は、東工大の先生なのですが、
司会進行や発言の語尾がとてもはっきりしていて、簡潔だし、
各委員の発言主旨を、後でまとめてくれたり、復習してくれたり、
私にとっては、とってもありがたいお方でした。
頭の回転の速さがにじみ出ている感じでした~。
こういう先生は大学でも学生に人気があるんだろうな。
☆☆今日の豆知識 ―FRP防水―☆☆
「FRP防水」というのは、
「公共建築改修工事標準仕様書」に入っていないが、
最近需要が増えてきている工法でもあり、
「建築改修工事監理指針」には、参考として載っている。
改修工事は新築と違って、人が住んでいるところでの工事もあることから、臭いが出るFRP防水は如何なものかということで、ゼネコンの方から問題提起がされました。このゼネコンでは、改修にFRP防水は避けているようです。
一方、別のゼネコンでは、人が居るところでは考慮するが、改修でもFRP防水は増えてきているとのこと。
マンションの改修などでは、臭いの問題もあり、避ける傾向のようですが、人が居ながらの改修でない場合は、強度や屋上防水の重量を軽減すること等も考えると、増えてきているとのことでした。
ただ、改修の施工に際しては、充分な注意を喚起する必要があるとのこと。
2007年6月26日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
透水性アスファルト
今日は、建物本体でなく、外構部分のワーキングでした。
ワーキンググループといっても、集まるのは、
主査の方と委員の方おひとりずつで、
特に書ける雑談はありませんでした。
2007年6月14日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強―RC造
今日の、耐震補強―RCワーキングでは、
やはり、既存建物の施工不良が取り上げられてました。
改修工事では、施工不良の部分については、
施工の監理で頭が痛い問題のようです。
今日は、
雑談で書けるようなことは、ありませんでした。
2007年6月 6日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強―免震
今日の、耐震補強―免震・制振ワーキングGでは、
話題となった免震改修工事の現場について
あーだった、こーだったと
当時を振り返って、皆さん盛り上がってました。
☆☆今日の豆知識 ―免震・制振の用語―☆☆
新しい技術である「免震・制振」の用語を決めるのに、
当時の学会等で、先生方の意見が2つに分かれて
まとまらなかったらしい。
なので、現在は、制振と制震の2種類の漢字が
使われているようです。
「免震」というのは、
地震から逃れたい、という願望を示しており、
「制振」というのは、
地震を制御するなど畏れ多いことは考えず、
高層建築物の振れをコントロールしようという意味で、
謙虚な気持ちの表れなんだそーです。
2007年6月 5日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強―S造
今日は、耐震補強改修の鉄骨ワーキングでしたが、
特に、雑談としてとりあげる話題はありませんでした。
2007年6月 4日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
アスベスト
今日は、アスベスト分科会の会議でした。
☆☆今日の豆知識 ―アスベスト濃度測定―☆☆
アスベストの濃度測定 では、
位相差顕微鏡で見て、ダメなら
分散染色法で3回調べるらしいが、
時間的にもコスト的にも大きく違うとのこと。
測定のばらつきを調べるために、
7%のアスベストが含まれている試料を鑑定させてみたら、
アスベスト無しという結果を出してきた測定機関もあったらしい。
専門機関でも、ばらつきはかなりあるらしい。
2007年6月 4日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
耐震補強
今日の耐震補強分科会では、
RCの強度不足、鉄骨の溶接不良、
コンクリートブロックの補強不足、EXP.Jの施工不良、
外階段の施工不良...などのケースについて
注意を促すようにと、かなり強く求められていました。
耐震改修では、この施工不良が、かなり問題に
なるようです。
☆☆今日の豆知識 ―クロムフリー処理―☆☆
公共建築改修工事標準仕様書では、環境に配慮して、
『クロムフリー処理』を推進しているが、
クロムフリー処理という表現については、
業界ではかなり敏感になっており、
『6価クロムフリー』としておかないと、
誤解を招くこともある。
ヨーロッパの方では、『6価クロムフリー』と表現されているそうだ。
完全クロムフリーは現段階ではなかなか難しく、
鋼板として商品化されているのは大手2社だけである。
大手2社...っていうのは、ネットで調べたら、
新日鉄と神戸製鋼でした。
2007年6月 1日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
塗装
今日の塗装分科会でも
雑談として書けることは、なかったかな。。。
2007年5月31日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
外壁改修
今日は、雑談として書けるようなことは
あまりなかったようで。。。
改修する時に、鉄筋が露出しているような場合、
補修の耐火性能をどうするかとか、
施工時に苦労することについて
話題にされていました。
2007年5月30日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
屋上緑化
2つめの会議。
今日の分科会は「屋上緑化改修」についてでしたが、
「設計事務所の設計がなっちゃいない!」という
お話が取りざたされてました。
☆☆今日の豆知識 ―屋上緑化システム―☆☆
国交省の政策で新築建物での屋上緑化が進められているが、
S56年以前の旧耐震建物が多く残っていて、
構造計算書が無いような建物についても
屋上緑化されるようなケースがあるので、
安全性については、充分考慮しなければならない。
設計事務所が、どのように設計してくるかがわからないので、
改修に関しては、軽量システム(60k/m2)に限定して、
構造的に安全面の歯止めをかけておかなければならない。
とんでもない設計をしてくる設計事務所があったり、
屋上緑化システムのメーカー任せだったり、・・・だそーです。
設計事務所も、もっと勉強しなさいってことか...。
2007年5月29日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
仮設
今日は、2つの会議あり。
先ず、10:00?12:00の仮設分科会。
今日の雑談は、割と盛り上がってました。
☆☆今日の豆知識 ―SI単位について―☆☆
足場の安全基準で、積載荷重を
SI単位(ニュートン,N)で示さないのか。
ここでいう「荷重」というのは、
足場に載せる物体の「質量」であると考える。
足場の積載荷重については、
暗黙の了解で、荷重=質量として扱われている。
労働安全衛生規則にも 「kg」で表示されており、
現場での積載荷重表示も 「kg」となっている。
クレーンなどは、吊り容量として「トン,t」で表示されている。
計算するときは、ニュートンを使うのだが、
現実的には、これだけの質量が載せられますよ、
という意味で 「kg」で表示されている。
これは混乱するよーな気が。。。
2007年5月29日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
防水改修
今日は、14:00?16:00までの会議でした。
☆☆今日の豆知識 ―アスベスト含有シーリング材―☆☆
シーリング材にも、ごく一部の古いものについて
アスベストが含まれているものがある。
PCBが含まれるものある。
気づかない内に改修されてしまっていることもあるが、
日本シーリング材工業会のホームページには
「アスベストと建築用シーリング材について」という
解説ページがあるので、注意してもらうように促したい。
アスベストは、いろんなところに関係するようで。。。
2007年5月24日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
内装改修
今日の会議の雑談としては、畳のことかなぁ。
☆☆今日の豆知識 ―畳表について―☆☆
天然イグサには、原産地の特性が現れる。
国産では、かつて、備後・岡山が主流であったが、
九州の八代に移ってきている。
畳表は約80%が中国産というのが現状である。
中国では、上海に近い寧波(にんぽう)が主産地であるが、
気温が高いため、表皮が硬く、粘りがなくて弱い。
四川省の方では、気温が低いため、
日本産によく似た畳表ができている。
畳の規格は巾・長さ・重量のみであり、また、
畳床はJIS規格、畳表はJAS規格となっていることもあって、
畳の団体規格を現在作成中で、10月末にはできる予定。
2007年5月23日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
建具改修
今日は、18:00?21:00までの会議でした。
何でこんな時間にやるのかしらん、という
私の思いに関係なく、委員の方々の議論は
盛り上がってました。
議事の内容は、書くと問題だけれど、
雑談みたいな豆知識なら書いてもいいかな。
☆☆今日の豆知識 ―ステンレスについて―☆☆
最近、ニッケルや銅等の希少金属の激減で、
SUS304の価格が高騰している。
(ニッケルは無くなってしまいそうな勢い...)
上海万博が終わるで2010年までは、どこまで上がるか見えない。
使用量よりも思惑で値上がりしている感じがある。
なので、錆の懸念のあるところ以外は、
SUS304だけでなく、SUS430も認めたい。
JIS化はまだされていないが、SUS304同等以上の
材料も検討していきたい。
このくらいの雑談なら問題ないかと。。。
2007年5月21日
カテゴリー:建築改修工事監理指針
改修監理指針19年度版
財団法人建築保全センターが出版する
「建築改修工事監理指針(19年度版)」の改訂委員会に
出席して議事録を作成することになりました。
通常仕事の他にプラスの仕事なので、
これから、7月までの期間は、結構ハードな日々になりそー。
これは、3000m2程度の公共建築物の改修工事における
施工監理の監理指針となるハンドブックです。
いろいろとお勉強になりますです。
2007年4月19日
カテゴリー:建築改修工事監理指針