外壁-第2回
タイル張り仕上げ外壁の改修の中で、
『注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法』という工法があり、タイルの真ん中に打つピンの孔は、6~7Φと公共建築改修工事標準仕様書に書かれているのですが、
4.5Φのピンが開発されていて、これに惚れ込んで、省資源・省エネルギーの観点から見ても、どうしてもこのピンを使いたい、という提議もありました。
でも、基本的に、公共建築工事の指針となるのは、学会で発表されているとか、信頼できるデータがあるとか、パブリシティーがないとダメなので、先ずは、国交省に働きかけないと進まないよーで。
メーカーや業界の新技術っていうのは、たくさんあるんだろうけど、権威のある先生方や国や一般に認めてもらうのには、かなりの労力が要りそうです。
2007年7月 2日
カテゴリー:建築改修工事監理指針